裁判の記録

 
(最終更新2010.12.28)

■第1回公判(2010年12月1日)        


原告意見陳述書はこちら
公判の詳細は裁判ニュース(pdf)をご覧ください。

【記者会見】
時間:16時〜 
場所:アイスクエア5F大会議場

(敬称略とさせていただきました。ご了承ください)
〈記者〉相手方からの答弁書を見て一言。

〈冠木弁護士〉こちらの原告の主張に対して争う、ということで、極めて一般的なことを書いていて、こちらの裁判について我々が申しあげていることに対しての反論は、3月11日の期日に向けての準備書面。裁判について、具体的な形での論争にはまだなっていません。

〈記者〉拍子抜け、という感じですか?

〈冠木〉裁判所の進行協議にて、第一回の答弁は一般的なもので、反論は次にさせていただきたい、という答弁書を初めから予告してありました。具体的な論争点にはまだなっていないんです。我々が聞きたいことはまだ言ってきていません。 極めて専門的なことですから、いったん事故が起きたらかなりの犠牲者が出ることですから、安全なことは相手が立証せねばなりません。3月もどこまで踏み込むのか不明です。企業秘密も出ていません。P23を見てください。これが根拠です。ギャップ再開しない、16.1が19.5に上がっちゃってます。これでギャップ再開するんです。19.5になる根拠を出していない。最大内圧が上がる根拠が出ていない。双方について根拠を示せ、という主張です。原発の稼働の安全性について、判例の積み重ねにおいて、事業者が立証せねばならない。訴状に対する反論だけでなく、主張と立証を相手がせねばならない。それを3月までにきちんと出さねばならない。もちろん答弁書も不十分だが、裁判で求められている主張立証をどこまで行うのか、それを報道各社は広めていただきたい。

〈記者〉全く中身がない。一般論、ということですか?

〈武村弁護士〉そうです。どれだけ積み重ねができるか?こちら側からお願いしたいのは、これまでの裁判例から主張立証することを九電に促してほしい。ものすごい主張の変遷があります。設計基準と張り付いてしまう。下が上がったら上も上がる、おかしいだろう、ということです。九電は大きな宿題を負っています。九電の資料が安全でないことを示すかもしれない。今日の代理人は、いみじくも反論といいました。事業者が安全であることを主張立証せねばならない。それをどこまで出させることができるか。それが第一ラウンドのポイントです。その方向に世論を盛り上げていただきたいと思っています。

〈記者〉使用済み燃料の答弁もやはり同じですか? 

〈武村〉何もないです。海外のところで結構漏えい事故があります。瞬間的では僅かでも年月を経ることで結構な漏えいが起きています。海外(アメリカ)の事例も報告書として出しています。 訴状はPDFファイルになっていて、お渡しすることは簡単ですので、ぜひともチェックしていただきたい。

〈石丸初美〉皆さんのおかげで、第一回公判が終わったという感じで、本当にありがとうございます。企業秘密で情報公開がなされていないのが問題。ひとつひとつ解明できて、私たちが判断する材料になればと祈っています。私たちも頑張って広報せねばならないと思っています。私だけではできないので、ぜひよろしくお願いいたします。

〈記者〉装荷から一年になります。これからの展望を。

〈石丸〉先日の知事の会見で、安全に行われているという発表がありましたが、全然進んでおりません。明日質問書を提出しようとしております。(私たちの将来は)未来の人たちのものです。自分たちも幸せだったら、未来の人も幸せであってほしいという、それだけです。一連の行動はそれだけです。

〈記者〉ほかに質問がなければこれで終わらせていただきます。